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キングズ・ギャンビット

白は2手目でfポーンを差し出してfファイルをこじ開け、一気に攻撃へ向かいます。1800年代を代表する攻撃的なオープニングです。

1.e4 e5 2.f4で始まる名前付きライン1本・ECO C30

狙い

1.e4 e5 2.f4のあと、白はポーンを差し出して、黒のeポーンを中央から引きはがそうとします。黒が2...exf4と取れば、白はd4、Bc4、すばやいキャスリング、そしてルークのためにfファイルを開くことを狙います。黒は...g5で得したポーンを保とうとすることが多く、そこからKieseritzkyなどの鋭いギャンビットに進みます。あるいは...d5や...Nf6でポーンを返し、すばやく展開します。

黒はギャンビットを断ることもできます。2...Bc5はg1を狙って、白がすぐにキャスリングできないようにします。Falkbeer Countergambitの2...d5は、すぐに中央で反撃します。どれを選ぶかで、まったく違う対局になります。

大胆で、リスクもあります。キングズ・ギャンビットは白自身のキングを弱め、時間と開いたラインを得るためにマテリアルを差し出します。攻撃こそすべてだった19世紀のチェスでは主戦場で、そこから多くの見事な名局が生まれました。

鋭い対局を望み、リスクを気にしない攻撃型のプレイヤーに向いています。守るのが難しい早指しでは、とても楽しいオープニングです。

h4からe1への対角線に注意しましょう。f4と突いたあとは...Qh4+が厄介なチェックになることがあるので、キングをどこへ逃がすか決めておくことです。

流れ

  1. 1.e4 · 白はポーンで中央を取り、クイーンとf1のビショップの通り道を開けます。対局の最も素直な始め方です。
  2. 1...e5 · 黒も同じように応じます。中央を同じだけ取り、クイーンとキング側のビショップに同じラインを開けます。ここから両者ともすばやく展開したいところです。
  3. 2.f4 · キングズ・ギャンビットです。白はポーンを差し出して黒のeポーンを中央から引きはがし、d4と、f7に向かうfファイルを開けることを狙います。代償として、fポーンがもうキングをかばわないので、白のキングがさらされます。
  4. 2...exf4 · 黒はポーンを取ります。fポーンがなくなったのでh4からe1の白のキングへの対角線が開き、黒は...Qh4+のチェックを狙えます。...g5でポーンを守り続けようとすることもできます。
  5. 3.Nf3 · ナイトがh4を押さえるので、クイーンのチェックはひとまず消え、白はd4とキャスリングの準備をします。白はポーンを取り返すか、f7に向けてfファイルを開けたいところです。
  6. 3...h6 · Becker Defenseです。黒は...g5の準備をして、f4の余分なポーンを保とうとします。h6のhポーンがg5を支えるので、あとで白がh4と突いてもポーンはばらばらにならず、白のナイトもg5に入れません。

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オープニング名と手順:Lichess chess-openings(CC0)・Lichessとは提携していません。